AED
AED(自動体外式除細動器)とは?
自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)とは、心臓が痙攣し血液を送り出すポンプ機能を失った状態(心室細動)の傷病者に対して、心電図の測定・解析を行ない、必要に応じて電気ショックを与え、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。
AEDは自動的に心電図を診断し、電気ショックを与える必要があるかどうか判断するので、医学的な知識が少ない一般市民でも音声ガイダンスに沿った簡単な操作で救命処置が可能です。
なぜAEDが必要なのか?
心臓突然死は、いつでも誰にでも起こる可能性があります。その心臓突然死の原因のほとんどが「心室細動」であり、この心室細動を治す唯一の方法は「電気ショック」です。発作を起こした最初の数分間にAEDを使用して「電気ショック」をすること、それが命を救うためには必要なのです。
「心室細動」は、心臓がけいれんし、ポンプとしての役割が果たせない状態で、発生から1分経過する毎に心拍再開率は約10%ずつ低下していきます。一刻も早く電気的除細動を施行することが必要とされており、救急車の到着以前にAEDを使用した場合には、救急隊員や医師が駆けつけてからAEDを使用するよりも救命率が数倍も高いことが明らかになっています。
AEDラインナップ
製品名 | AED-3100 | AED-3150 | |
---|---|---|---|
写真 | |||
寸法(高さ×幅×奥行き) | 9.7cm×20.6cm×25.2cm | 9.7cm×20.6cm×25.2cm | |
重量 | 2.3kg | 2.4kg | |
操作案内 | 音声ガイド | 音声ガイド+カラー画面 | |
バッテリ有効期限 | 4年 | 4年 | |
電極パッド 有効期限 |
成人用 | 約2年 | |
小児用 | 小児用電極パッド不要(AED本体にモード切替スイッチ搭載) | ||
保証期間(本体) | 5年 | ||
製造販売業者 | 日本光電工業株式会社 |
忘れないで日常点検!
AEDは究明処置のための医療機器です。AEDを設置したら、いつでも使用できるように、AEDのインジケータや消耗品の有効期限などを日頃から点検することが重要です。
製造販売業者または販売業者が、設置者の保守管理の手間を軽減する独自のサービスをご用意しております。お客さまのご都合に合わせて、これらを利用し、いつでもAEDが使える状態にしておいてください。
「耐用期間」を過ぎたAEDは、できる限り速やかな更新をお勧めします。
医療機器「耐用期間」定義
医療機器が適正な使用環境と維持管理の基に、適切な取り扱いで本来の用途に使用された場合、その医療機器が設計仕様書に記された機能及び性能を維持し、使用することができる標準的な使用期限を医療機器の「耐用期間」と定義する。
(社)電子情報技術産業協会
ヘルスケアインダストリ事業委員会
2009年5月21日改訂 医療機器「耐用期間」の自主基準(改訂版)より