防犯情報
警察庁統計データから見る侵入犯罪
警察庁で認知した平成24年中の刑法犯認知件数では、全体の 75%を窃盗犯が占めています。
犯罪件数は年々減少の傾向にありますが、窃盗は割合を大きく占め、私達がもっとも遭遇しやすい犯罪といえます。
窃盗犯は大きく侵入盗、非侵入盗、乗り物盗の三つに分類され、およそ11万件が侵入盗(空き巣・事務所荒らしなど)でした。
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空き巣
家人が不在のときに侵入し、金品を盗む -
居空き
昼寝や庭の手入れなどをしている隙に侵入し、金品を盗む -
忍込み
夜、家人が就寝している間に侵入し、金品を盗む
居空きと忍込みは、家人が泥棒と鉢合わせて、危害を加えられる場合があり、とても危険です。
5割以上が住宅!泥棒が狙っているのはあなたの住まいです
平成24年度中の発生場所を見ると、住宅が57%と半数を占め、住まいに対する防犯意識を持つことは、とても重要だということがこのデータから分かります。
侵入しやすい家としては、留守である・入り易く逃げやすい・人目につきにくいというポイントが挙げられます。犯人は、下見をして犯行に及んでいることが多く、帰省や旅行などで長期間留守にする際は、新聞の配達や郵便物を止めておくとよいでしょう。
防犯の基本は、戸締り!
住宅の侵入経路で最も狙われる場所は窓からの侵入、次いで表出入口という結果となっています。
防犯対策として、窓や玄関の鍵を交換して強化するなどの方法がありますが、侵入の手口を見ると、無締りが一番多く、まず「戸締り」を徹底をする必要があります。
少しの時間だから…という油断こそが、泥棒にとってのねらい目になってしまい、戸締りを怠ると安易に侵入を許してしまうことになります。しっかりと施錠をすることも防犯対策のひとつです。
一戸建ての住宅での注意点
- トイレやお風呂などの小窓を開けていた
- ゴミ出しや近所へ買い物に行く際、カギをかけていない
マンションでの注意点
- オートロックや高い階層になるほど、ベランダの窓の施錠をする習慣がない
- ゴミ出しや近所へ買い物に行く際、鍵をかけていない